バスケットゴールのチェックポイント

バスケットゴールにも様々な種類が有ります。本格利用に適したもの、幼児、小学生の玩具、壁掛けなどを目的にした単体製品など。

その中でも、このサイトで比較するのは本格利用に適したもので「バスケットボールの公式の高さ 305cm」に設定できるものを中心に解説します。

家庭用バスケットゴール・システムの条件

要点

  • 高さ調節により計測しなくても公式の高さ(305cm)を設定できる
  • 公式球の重量、衝撃に耐えられる設計になっている
  • リング/リムの形状が公式用とほぼ同等の直径、内径、太さである
  • 風雨、風雪に耐えられる材質と塗装が施されている

公式の高さ(305cm)を設定できる

まず、高さですが、バスケットゴール・システムには高さ調節機能というのがあり、2m超〜3.05mまで段階的な調整が可能です。特に公式の高さは、計測しなくても3.05m(305cm)に正確に設定できるようになっています。

この機構が無い製品はバスケットゴール・システムとは呼べず、またシュート練習にも適していません。
リングの高さと位置はバスケのシュートに欠かせない要素の一つであり、そこには感覚的なもの、習慣的なものが非常に重視されます。

特に中学生以上のバスケットボールではハイレベルのシュートが要求されるため、正確な軌道を常に確認できるような環境が必要です。庭に設置した場合はバスケットゴールの設置だけでなく、周辺の整地も重要になります。

公式球の重量、衝撃に耐えられる設計になっている

バスケットボールは意外に重く7号球は567gあります。サッカーボールの重量が5号球で410~450g、バレーボールが260~280gですから球技の中ではかなり重量のあるボールと言えます。(下の一覧参照)

ですから、衝撃も大きく、また皮革製の肉厚なボールであるため、衝撃はボードとリング側が吸収しなければいけません。
ドリブルでも意外に大きな音がするのは、こうしたボールの性質によるものです。

体育館などに設置してある据え置き型は、特殊ガラス製で強度、対衝撃性、透明性などで最高クラスです。あの大掛かりな装置を家庭用と言えどコンパクトにするわけですから、相応の設計と強度、材質も非常に重要です。

競技 周囲 直径 重量 クラス
バスケットボール(7号) 74.9~78cm 24.5cm 567~650g 一般男子・大学男子・高校男子用
バレーボール(5号) 65~67cm 21cm 260~280g 一般・大学・高校用
サッカーボール(5号) 68~70cm 22cm 410~450g 一般・大学・高校・中学校用
ラグビーフットボール 74~77cm / 58~62cm 28~30cm 410~460g 一般・大学・高校用

リング/リムの形状が公式用とほぼ同等の直径、内径、太さである

冒頭にも書きましたが、シュートはリングの位置と高さが重要です。内径も正確でなければ練習にはなりません。
ですから、家庭用のゴールシステムでもリングは本物と同じ材質、設計に近いものがセットされています。

品質の低い製品ですとリングが衝撃で曲がったり、ねじれたりして使えなくなる事も少なく有りません。ボードのデザインや機能的な面に目が行きがちですが、実は最も重要なのがリングとリングを支えるボードの接続方式なのです。

ネジの本数や接続状態なども確認して購入する事をお薦めします。

可能であれば対衝撃性に優れたバネ付きのリムを選びましょう。バネ付きのリムを有しているのは5~10万円台の高級クラスに限られるので、あくまで予算に余裕があればですが。

参考:http://www.bajanbasketball.com/ミドルクラスのバスケットゴールシステム/

風雨、風雪に耐えられる材質と塗装が施されている

見落とされがちですが長い間外で使用されるバスケットゴールには屋外設備用のノウハウを活かした設計や素材作りも重要です。その中には塗装も含まれます。

数回の仕様で剥げ落ちるなどの極めて低いレベルは論外ですが昨今では塗装に含まれる有害物質などにも配慮が必要です。もう一つ、塗装は部品の錆び防止も兼ねています。特に各部位が動作する事が前提となる高さ調節で錆は致命的。

また、各ネジ部の材質にも注意が必要です。ネジ山が切れる(摩耗して緩められなくなる)事も有るので、そうした各部品の品質にも気配りが必要です。

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